健康や美容などさまざまなお悩みを抱えている方におすすめの新成分CBD(カンナビジオール)。
店頭で見かける機会も多いCBDですが「最近よく見るCBDって何なの?」と疑問に思っている人も多いでしょう。
睡眠の改善やリラックス効果、ストレスの緩和が期待されるCBDではありますが、どういった成分なのか把握した上で使いたいと思いますよね。
そこで今回はCBDという成分が一体どういったものなのか詳しく解説していきます。
CBDとは?
CBD(カンナビジオール)は、主に大麻草に含まれるカンナビノイドという成分の1種です。 精神活性作用がなく依存性や中毒性もないという特性があり、摂取することで睡眠の改善やストレスの緩和、抗炎症・抗酸化作用などが期待できます。
カンナビノイドについて
カンナビノイドは、主に大麻草などのアサ科の植物に含まれる化合物で100以上の種類があると言われています。 全てのカンナビノイドを大まかに分類すると「精神活性作用の有無」によって2つに分けられ、CBDはこの内「精神活性作用のないカンナビノイド」です。 カンナビノイドには、さまざまな薬用効果があると期待されており、美容や健康だけでなく、医療分野でも幅広く活用されています。 国際的な研究も進められており、さまざまな疾患の治療や症状の緩和に対する可能性が指摘されている注目の成分としても期待を集めています。
THCとの違い
代表的なカンナビノイドには「CBD(カンナビジオール)」と「THC(テトラヒドロカンナビノール)」の2つが挙げられます。 主な違いとしては「精神活性作用の有無」があり、THCを摂取すると高揚感や陶酔感といったいわゆるハイな状態になるのに対して、CBDを摂取してもハイにはなりません。
CBDには精神活性作用を生み出さず、医療用大麻のような薬用効果が期待されているため、医療分野での活用が大いに期待されています。 また、THCは日本の大麻取締法によって違法成分として規制されていますが、CBDについては合法です。
CBDに期待される効能
CBDに期待される効果・効能について解説していきます。 人間の身体にはさまざまな機能を調整する「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」が備わっており、食欲や痛み、免疫、感情、運動、神経保護などさまざまな機能の状態を正常に保っています。 しかし、外部から強いストレスを受けるとECSの働きが弱まり、さまざまな疾患の原因になると言われています。 そういった中でCBDを摂取すると、ECSの働きを正常に戻し、身体のさまざまな機能の調子を正常に戻す効果が期待されています。 こういったメカニズムの中でCBDには以下のような効果・効能があると研究で指摘されています。
- ストレスの緩和
- 睡眠の改善
- リラックス効果
- 鎮痛作用
- 抗炎症作用
- 抗酸化作用
その他にも、国際的な研究ではてんかんの発作症状を抑えたり、がん治療の副作用による痛みを緩和したりなど、医療分野での効果も指摘されています。
CBDの安全性・副作用
気になるCBDの安全性や副作用についてですが、WHOの報告書によるとCBDの安全性は非常に高く評価されており、依存性や有害性については問題ないことが発表されています。
ただし、副作用については使う人の体質にも影響されるため注意が必要です。 人によってはCBDの摂取によって強い眠気やめまいなどが生じるケースもありますし、常用薬との相互反応で身体に害を及ぼす可能性も指摘されています。
基本的な安全なプロフィールを持つ成分ではありますが、使用の際は体質に合うかどうかを確かめながら少しずつ摂取してください。 常用薬や基礎疾患などがある場合は、かかりつけ医に相談をした上で使ってください。
CBDの適法性
CBDが大麻から摂れる成分と聞いて「法律には違反してないの?」と疑問に思ったかもしれませんが、大麻草の茎や種子から抽出されたCBDについては合法です。 日本国内で流通しているCBD商品は、大麻草の茎および種子から抽出されたCBDを原料に使用しているため、法律に抵触する心配はありません。
ただし、海外メーカーの商品を個人輸入する場合、日本とは異なる法基準で作られているため、THCといった違法成分が含有している可能性があるため注意してください。 海外製品を利用したい場合は正規の輸入業者が仕入れた問題のないCBD商品を選ぶようにしましょう。
まとめ
CBD(カンナビジオール)の成分としてのプロフィールや期待される効果・効能、安全性、適法性について解説しました。 大麻草から抽出されると聞いて不安に思った方も多いかもしれませんが、CBD自体は安全で合法な成分ですし、摂取してハイになることおはありません。
専門店だけでなく百貨店や量販店でも販売されていますし、健康や美容などのさまざまなお悩みを解決してくれる存在になるので、気になっている方はぜひ生活に取り入れてみてください!